米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センターの集計によれば、28日夕(日本時間29日午前)の時点で、米国内の新型コロナウイルスの感染者数が100万人を超えた。死者数は5万8千人を超えた。感染者数、死者数ともに世界で最も多い。
米国は3月下旬から急激に感染者数が増え、4月10日には50万人を超えた。全米50州のうち最も大きな被害が出ているのがニューヨーク州で、感染者数は30万人近くにのぼり、死者数は2万人を超える。
ほとんどの州で自宅待機命令など外出規制が続いているが、ジョージア州など一部の州が美容院などの営業再開を認め始めた。経済活動の再開に向けた動きだが、感染拡大が収まっていない時期だけに「時期尚早」との批判も出ている。
感染者数の多い国は米国に続き、スペイン(23万人超)、イタリア(20万人超)の順となっている。
原文出處 朝日新聞