東京都町田市の法政大多摩キャンパスで学生8人がハンマーで襲われけがをした事件で、傷害容疑で現行犯逮捕された社会学部2年のユ・ジュヒョン容疑者(23)と被害者8人に、日常的な付き合いが確認されなかったことが19日、捜査関係者への取材で分かった。ユ容疑者は「日頃からいじめを受け、軽く見られていると思っていた」と供述しており、警視庁は他の学生との関係を含めて経緯を調べている。
捜査関係者によると、被害者のうち5人はユ容疑者と全く面識がなく、3人は同じ授業を受けたことがある程度だったと説明。いずれもいじめに関して否定している。警視庁は押収したスマートフォンを解析するなどし、動機の解明を進める。
事件は10日午後3時40分ごろ発生。ユ容疑者は約150人がいた教室の前方の席から最後方に移動し、男女8人をハンマーで殴打したとみられる。このうち、20代の男子学生への傷害容疑で現行犯逮捕された。
原文出處 產經新聞