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米豪、中国に共同で対抗 経済的威圧「深刻な懸念」


米国とオーストラリアの外務・防衛閣僚協議(2プラス2)が16日、米首都ワシントンの国務省で開かれ、オーストラリアからの輸入に制限措置を課し、強権的な圧力をかける中国に共同して対抗する方針で一致した。ブリンケン米国務長官は共同記者会見で「中国による経済的な威圧に対する深刻な懸念」を表明した。両軍は共同作戦能力の大幅な向上も目指す。

バイデン米政権は、日本やインドを含む4カ国の「クアッド」と、英国を含む3カ国の「AUKUS(オーカス)」のいずれの枠組みのメンバー国でもあるオーストラリアと安全保障協力を推進。米英は、オーストラリアへの原子力潜水艦配備で協力する方針も発表している。

ブリンケン氏は中国が新型コロナウイルスの起源に関する独立調査の必要性を主張するオーストラリアを標的にして経済的圧力を強めていると批判。「オーストラリアを孤立させない」と強調した。オースティン国防長官も海洋進出を強める中国について「国際秩序を壊す試みを監視し続ける」とした。

原文出處 產經新聞