米国のサリバン大統領補佐官（国家安全保障担当）は11日にホワイトハウスで会見し、ロシア軍によるウクライナ侵攻について「（北京冬季）五輪の期間中にも始まる可能性がある」と強い危機感を示した。「脅威は差し迫っている」として、ウクライナ滞在中の米国人に48時間以内の国外退避を求めた。
インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は、プーチン大統領が12日、バイデン米大統領とフランスのマクロン大統領と相次いで電話で協議すると明らかにした。
米政府は、軍事侵攻は「いつ起きてもおかしくない」と繰り返してきたが、20日に閉幕する五輪の期間中という具体的な時期に言及したのは初めて。サリバン氏は「プーチン大統領は最終判断を下していない」とも述べた。
原文出處 朝日新聞