台湾国防部(国防省)は27日、ロシアのフリゲート艦2隻が同日午後11時(日本時間28日午前0時)ごろ台湾東部の海域を南から北に航行したと発表した。北東部・宜蘭県沖を通過した際は「緊急対応」の対象水域だったとした。具体的な距離は明らかにしていない。
中国軍は24日に軍用機8機を台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線を越え、台湾領海の外側にある接続水域近くまで飛行させており、台湾は中ロ軍の一連の動向に警戒を強めている。
報道官は「台湾軍は総合的な監視・偵察手法により、ロシア艦艇の全行程を把握している」と強調した。
また、国防部は28日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ11機と艦船延べ4隻が台湾海峡周辺で活動し、うち大型無人機「BZK005」など3機が中間線を越えたと発表した。
原文出處 產經新聞