昨年12月に中国の外相に就任した秦剛氏は、6月下旬から動静不明となり、1カ月後に解任された。中国外務省のホームページにあった秦氏の関連記事がすべて削除されたこともあり、「失脚した」との見方が有力だ。
このニュースに驚いたのは、台湾の対中関係者たちだ。秦氏は3月の記者会見で、中国の憲法の小冊子を取り出して「台湾は中国の神聖なる領土の一部だ」との前文を読み上げた。そのうえで「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心だ。中米関係の基礎中の基礎であり、越えてはならない最初のレッドラインだ」と強く米国を牽制(けんせい)した。
