自民党の甘利明税調会長は6日、国会内で講演し、党総裁選(29日投開票)への出馬の意向を示している河野太郎ワクチン担当相について、「菅義偉(すが・よしひで)首相がダメだとたたかれた一番の原因が新型コロナウイルスワクチンの迷走と言われ、それでワクチン担当相の評価が上がるってどういう構図になっているのか良く分からない。半分くらいは菅首相に分けてやったら」と皮肉混じりに語った。
不出馬を表明した菅首相が進めたワクチンの政策に関しては、「彼の『とにかくやるんだ』という力が作用したというのは評価していいんじゃないか。かわいそうだという気がする」と述べた。
政権発足から約1年でデジタル庁を立ち上げたことについても、「菅首相の剛腕があったから」と評価した。甘利氏は河野氏が所属する麻生派の重鎮。
原文出處 產經新聞