「スポーツ教育」を掲げる首都圏の幼児教育施設「バディスポーツ幼児園」。小中学生を対象にサッカーや体操などのスポーツクラブも運営し、合わせて約2500人の子どもたちを指導しています。
サッカー日本代表MF田中碧(あお)(デュッセルドルフ)やボストン・マラソン優勝の川内優輝(AD損保)らのトップアスリートを輩出してきました。
幼い子たちと勝負との、ある因果関係。そして指導方針について鈴木威理事長(72)に聞きました。
――幼児期には、どんな運動が重要ですか?
一つではなく様々な種類の競技に触れることで、選択肢は広がり、発育のバランスも良くなります。
簡単なことに対しては、子どもはすぐに飽きる。難しいことに対しては、「もう無理」と諦めがち。それが、ちょっと難しいくらいのことになると、一生懸命になります。
――「ちょっと難しい」というと?
逆上がり、3点倒立、跳び箱6段を跳ぶこと、の三つをできるようにならないと「卒園できないよ」とうちでは言っています。すると、できる子はできない子を手伝ったり、教えたりするようになるんです。
原文出處 朝日新聞