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ロシアのミサイル、ポーランドに着弾し2人死亡 AP報道


AP通信は15日、匿名の米高官の話として、ロシアのミサイルがウクライナの隣国ポーランドに着弾し、2人が死亡したと伝えた。「確認されれば、ロシアがウクライナに侵攻して以来、北大西洋条約機構(NATO)の領域にロシアのミサイルが着弾したのは初めて」としている。

ロシア国防省は関与を否定している。

ミサイルはウクライナ国境から25キロほどの村に着弾したとみられるという。ポーランド政府は同日夜、モラビエツキ首相と閣僚らによる緊急の安全保障会議を招集。政府報道官は会議後、北大西洋条約機構(NATO)の条約4条に基づく加盟国の緊急会合を求める可能性を明らかにした。ポーランド通信が伝えた。

同政府の報道官は記者団に「2人の市民が死亡した。戦闘部隊の一部とその他の制服組の準備態勢を強化することが決まった」と述べ、臨戦態勢を強めたことを明らかにした。また、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)のためインドネシアのバリ島に滞在しているバイデン米大統領は16日朝、ポーランドのドゥダ大統領と電話協議した。

米国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官は15日、「現時点では報道内容や詳細について確認することはできない」とする声明を出した。

原文出處 朝日新聞